日本のムーミンカフェといえば、ムーミンと一緒に北欧の料理やムーミングッズを楽しめるアミューズメント的なカフェとしておなじみですね。
実は昨年12月に仕事でヘルシンキを訪れた際、オープンしたての本場ムーミンカフェを訪れる機会がありました。どのくらいほやほやかというと、なんとオープン日(12月2日)の翌日!その割には行列もなく(日本的発想か)、ファミリーが多いものの、店内もいい感じに落ち着いた雰囲気でした。
…というか、おしゃれ。
壁にはムーミンの原作者、トーベ・ヤンソンの原画。そして、北欧デザインの家具。なんだろう、日本のファンシーさとの違いは。
コンセプトが「チルドレン・ファースト」というだけあって、キッズスペースが充実。絵本も置いてあるし、ブランコまであるのに、です。
食べ物はですね。
いわゆるオーソドックスなカフェメニュー。ぺストリー類やケーキ、サンドイッチなどなど。大人でも安心して頼めるものばかり。ムーミン型のパンケーキとか、ラブリーなメニューはなさそうでした。
その分、食器にムーミン。あ、ミィか。
北欧ならではのリコリスも味見もさせていただきました。漢方の甘草の一種(スペインカンゾウ)が原料というお菓子。忘れてたよ、この強烈な味(涙目)。
そしてこの日、用意していただいていたランチはにぎり寿司。フィンランドで日本食は洒落た食べ物だから現地の人にはきっとOKなんだと思う。魚のお寿司がメニューになったのも「スナフキンが釣り名人だから」が理由だし。でも、ムーミンカフェでお寿司を食べながら、「ここ、ヘルシンキだよね?」と確認し合う日本人集団でした。
ちなみに、魚のお寿司は「マツコ」。
野菜のお寿司は「フミコ」。
さやえんどうのにぎり、作れそう。作ってみよう。
でもね。お店を出れば、ウィンドウには見慣れたムーミン。
その向こうで笑う子どもたち。
ああ、やっぱりおしゃれなんだな。
ちなみに、ムーミンのあみぐるみの本も出てます。